日本はW杯3戦全敗の可能性大…スポーツメディアにも危機感

公開日: 更新日:

 開催国ロシアが5-0でサウジアラビアを一方的に破るワンサイドゲームで幕を開けたロシアW杯。日本国内の盛り上がりもまったくである。

 W杯になると日本代表の青色ユニホームを着たサポーターと称する連中が、渋谷のスクランブル交差点など繁華街の一角を占拠してバカ騒ぎを繰り広げる。一種の風物詩だが、日本人はW杯に限らず、五輪や野球のWBCでも同じで、国際大会や日の丸が大好き。世界の桧舞台で活躍する日本人アスリートの尻馬に乗る格好で大騒ぎする。

 W杯では普段サッカーに見向きもしない人間まで総サポーター状態。そうやって日頃のウップンを晴らすわけだが、今回のW杯は、そんなにわかファンにとっても史上最悪の大会になりそうだ。

「西野ジャパンにまったく期待が持てない状況ですからね。W杯本大会前、最後のテストマッチとなったパラグアイ戦に勝利したとはいえ、相手はW杯出場を逃した上に若手中心の二軍半。しかもW杯に出場する日本人選手をケガさせてはいけないという雰囲気がアリアリで、プレッシャー緩々の中で勝っただけのこと。1次リーグ初戦の相手コロンビアの選手は、パラグアイの選手と比べてケタ外れに能力が高く、所属クラブもはるかに格上です。日本はコロンビアに続いて2戦目にセネガルと、3戦目にポーランドと戦うが、すべて<引き分けて勝ち点1を獲得しただけで番狂わせ>と思えるほどレベル差は歴然としている。残念ながら、1分け2敗に終わった前回のブラジルW杯よりも惨めな3戦全敗に終わる公算が大きいでしょう」(スポーツライター・平野史氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  3. 3

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  4. 4

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 5

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  1. 6

    待望の独1部初ゴール!元軍人の父を持つ帰国子女の日本人DFが代表CBに殴り込み…森保監督も用意周到に“手当済み”

  2. 7

    なでしこ史上初「外国人監督誕生」に現実味…池田太監督の退任の裏にJFA会長の強い意向

  3. 8

    Rソシエダ久保建英が英リバプール入りなら遠藤航は“玉突き放出”へ…11月はゴラッソ連発で存在感マシマシ

  4. 9

    45歳で引退…元日本代表MF稲本潤一「指導者の資質」 識者は“独特の武器”に太鼓判

  5. 10

    もう「草サッカーのレベル」なのに…キング・カズ「還暦プロサッカー選手」に現実味

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?