著者のコラム一覧
田口光久サッカー解説者

1955年2月14日生まれ。秋田県出身。秋田商高から三菱(現浦和)入り。76年に日本代表入りを果たし、日本代表Aマッチ59試合に出場。B、Cマッチを含めると161試合で代表守護神として活躍した。現役を引退する84年まで代表主将を務め、引退後は秋田経法大付属高、青森山田高、遊学館高、国際学院高サッカー部監督を歴任した。

Jの活性化はイニエスタとトーレスの存在だけでは語れない

公開日: 更新日:

 前節(5日)のアウェー浦和戦では長崎GK徳重が、古巣を相手にファインセーブを連発。DF陣も粘り強く対応した。森保兼任監督の広島監督時代の愛弟子である浦和GK西川の牙城を崩せなかったとはいえ、勝ち点1を手繰り寄せた長崎、そして札幌、さらには11位ながら小気味良いサッカーで前節、首位の広島と引き分けた湘南にも注目している。

 当事者には申し訳ないが――。残留争いも見逃せない。勝ち点16で最下位(18位)の名古屋、勝ち点17でブービー17位のG大阪がJ2自動降格ゾーン。J1参入プレーオフに回される16位は勝ち点18の鳥栖。FWトーレスに加えて鹿島からFW金崎を7月に引き入れながら、なかなかチーム状況は上向かない。

 勝ち点20で15位に低迷中の横浜Mも厳しい立場に置かれ、J2初降格も絵空事ではない。 

 93年のJリーグ元年を戦った10クラブ「オリジナル10」の中でJ2降格経験がないのは横浜Mと鹿島だけ。

 焼けつくような夏場を横浜Mがどうしのぐか? 注目したい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」