アジア大会4強もここから正念場…森保五輪代表に3つの課題

公開日: 更新日:

「この日のサウジ戦で森保五輪代表は1段階、上のレベルに達した印象を受けた」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう続ける。

「五輪代表は、A代表と違って選手招集に強制力がなく、なかなかベストメンバーを集めることが難しい上に、代表合宿の機会も限定され、どうしても急造チームにならざるを得ません。それでもサウジ戦の攻撃陣に起用された前田、岩崎、そして、順大の20歳FW旗手怜央は、武器であるスピードを生かしつつ、好連係を取りながら相手ゴールに迫った。守備的MFやDFラインから前線に縦パスが入り、そこから手数を掛けないでシュートに持ち込んだり、両サイドの選手が積極果敢に攻め上がってクロスを配球したり、森保五輪監督がJ広島監督でリーグ優勝3回を果たした時期のサッカーが、五輪代表に浸透し始めていることを実感させられた」

■A代表で通用する選手はいるか

 もっとも「しょせんはアジアのベスト4」にすぎない。森保五輪代表には、2020年の自国開催五輪で「最低でもメダル獲得」という至上命令が下っている。「世界のトップ3」に食い込むには、まだまだレベルアップが必要なのは、改めて言うまでもないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々