池谷幸雄氏が激白 塚原夫妻“権力の実態”と体操協会の暗部

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■入念な身体検査

 ――夫婦が運営する朝日生命体操クラブへの選手引き抜きも問題になっている。

「選手を引き抜こうとするとき、周りのことをかなり調査するらしい。どういう人間関係か、親やコーチの出身、学校や練習環境。もちろん、(朝日生命は)器具も施設も充実している。選手は名門への憧れもあると思います。野球なら巨人に行きたいというのと同じ。多くの日本代表を輩出して、体操界のトップにいる2人が経営者なわけですから、何も知らない親は『あんなところから声をかけられた』と喜んですぐ移ってしまう。今はそこまで強くないし、内情を分かっている人が多いので、強い選手も行かなくなりましたが」

 ――体操クラブはかなりの運営資金がかかると聞く。

「体操は利益のことを考えたら、(競技志向の選手を育成する)選手コースはできない。お金がすごくかかる。器具を揃え、土地を確保して、コーチをつけて給料を払わないといけない。コーチは長時間の指導に見合った給料が出ないこともあるので、やればやるほどしんどい。それでもなぜやるかといったら、自分のクラブから五輪選手を出すことが夢だから、しんどくて給料が安くてもやる。その夢を(引き抜きで)バサッと持っていくわけですから、それは耐えられないですよ。だから勧誘には問題がある」

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