台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

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 主力の糸井(37)、福留(41)の選手生命は長くない。25歳と若い王は、左打者でも浜風を苦にしないパワーがある。阪神にとっては是が非でも欲しい大砲だ。

「いや、球団ワーストタイとなる4シーズン連続のV逸となった巨人だって『大砲』は喉から手が出るほど欲しい」とは、さる読売関係者。

 139本塁打はリーグ3位。最も少ない阪神の81発よりはだいぶマシだが、トップの広島は168本塁打。およそ30本の差がある。ホーム戦は30勝36敗1分けで13年ぶりの負け越しが決定。狭い東京ドームでこそ「パワープレー」が必要で、そして何より外野陣が手薄なのだ。

 現在は亀井(36)、長野(33)、ゲレーロ(31)、陽岱鋼(31)、重信(25)らが出場しているものの、不動のレギュラーと呼べる外野手は皆無。長年チームを引っ張ってきた長野は故障が目立つようになり、昨季、中日で本塁打王となったゲレーロは打率.250、15本塁打と完全に期待外れである。

 一軍の外野手はほとんどが30代で、若手と呼べるのは重信くらい。その重信にしても、来季以降も安泰な立場では、もちろんない。

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