理事長に「テメー!」罵倒ばかりの貴乃花に親方衆ドン引き

公開日: 更新日:

 他人の意見に反論する権利は誰にでもあるし、話の腰を折られて面白くない気持ちもわかる。その場合、普通ならば「対話」というプロセスがあってしかるべき。ところが、貴乃花はいきなり一足飛びどころか二足も三足も飛んで、「罵倒」という手段に出る。

 それでなくとも、貴乃花は自分の言葉で相手と話し合うことができない。少しでも気に入らないことがあれば、大声を張り上げてドーカツする。ある親方は「顔と顔を10センチくらいの距離に近づけて、ものすごい形相でにらまれたこともある」と話す。ヤクザでもしかるべき地位の人ならこうはしない。これではまるでチンピラヤクザではないか。

 16年に大阪で行われた理事会では、宗像元外部理事とともに、執行部を糾弾。といっても、マトモに意見をぶつけたわけではない。宗像元理事の尻馬に乗って、「そうだ、そうだ!」とダミ声で怒鳴っていただけだ。逆に話し合いの席や、自分が攻められる立場に回ると「はい」「いいえ」「別に」くらいしか言えず、切羽詰まると「それは弁護士に……」と、逃げ回るのが常だ。

 人と理詰めで話せないのだから、組織改革などできるはずもなかったのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗