五輪後に加速…協会や官邸が狙う大坂なおみの“国籍包囲網”

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「大坂はおそらく日本代表として東京五輪に出るでしょう。問題はその後です」と、現地で取材する放送関係者がこう続ける。

「日本の法律は22歳までに二重国籍の解消を求めている。厳格なものではないにせよ、大坂が東京五輪を迎えるのはちょうど22歳です。国籍を米国にする可能性だってあるし、3年後以降も日本で選手登録するとは限らない。五輪のメダルやフェド杯を重視するテニス協会とすれば、大坂の国籍や選手登録は日本にしておきたいのですよ。今回の全豪に協会の土橋登志久強化本部長や吉川真司女子ナショナルコーチが来ているのも、自分たちが大坂をバックアップしているということをアピールしたいからでしょう」

 吉川コーチが無名だった15歳の大坂に目を付けて支援、父親のフランソワさんにはその恩があって、だからこそ大坂は日本登録という報道も中にはあったものの、「協会は大坂の才能を発掘したのは自分たちだというシナリオを世間にすり込みたい。日の丸で商売したいマスコミはそのお先棒を担いでいるのです。けれども、お門違いもいいところ。大坂が開花したのはコーチのサーシャ・バインとフィジカルトレーナーのアブドゥル・シラーの指導がすべて。2人ともチームの一員として女王のセリーナ・ウィリアムズを支えてきたスゴ腕です」とは前出の関係者だ。

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