著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

34歳で初優勝 地味に強い力士「たまわし」を知ってたか?

公開日: 更新日:

 玉鷲優勝! 34歳だってよ。地味~に突き押しで勝負する相撲取りだ。気が付きゃ三役の常連だ。へえ、この地味さかげんはハンパねえ。きっと北海道あたり、ひいジイサマの代まで屯田兵村で、食いぶち減らしに相撲部屋を頼った極貧の四男坊に違いない。と思ったらおい、モンゴルだってよ。同じモンゴルでも徒党を組まず、ビール瓶で殴られたり、おい、なんで止めなかったんだよ、と言われることもなし。我が道を行って報われたんだ。

 本名バトジャルガリ~ン・ムンホルギル! 凍った豚の腸をぶった切って放り投げたような名前だが、案外スポーツが得意じゃなかったそうな。地味に大学でホテルマンを目指してこつこつ勉強してたところ、体だけはデカかったんで相撲取りにでもなろ~かな、と来日してたまたま道で鶴竜と出会って旭鷲山を紹介してもらったんだト。趣味は小物作りとお菓子作り……。やっぱ地味だな。

 しっかし無事これ名馬。初土俵からいっぺんも休んだことがないんだって、爪の垢でも煎じて飲ませたいやつが大関横綱に山ほどおろう(今場所辞めたのとか特にな……)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑