高卒で異例の一軍帯同 広島小園をコーチ先輩“絶賛”の理由

公開日: 更新日:

 広島入団の高卒新人野手では27年ぶりに一軍キャンプに帯同している小園海斗(18)。

 山田和利内野守備走塁コーチはこう言う。

「物おじしない性格で、守備もプロと遜色ないレベル。スローイングの細かい部分の修正はひとつふたつあるとしても、『高校生』ではないね」

 高信二ヘッドコーチもベタボメだ。

「大したもんです。一軍の中でノックを受けても見劣りしていない。体力もあるし、ここまで故障なくメニューも全部こなせていること自体がすごい。練習の時点では十分合格点です。自分の1年目を考えたら比べものにならない(笑い)。これから実戦で主力級のピッチャー相手に結果が出なくても、それをいい経験にできる子だと思う」

 その根拠は、吸収力の高さにあるという。

「グラブの出し方を指導したんですが、彼は(ボールを)捕る前に叩いてから(グラブを)出すから、ちょっと間ができて遅れる。だから『田中広輔を見てごらん。ノッカーから見たら、グラブの面とボールが重なる時間が一瞬ある。叩く癖でその瞬間がなくなる』と。そう言ってから田中のことをよく観察するようになって、今はその癖もだいぶなくなった。東出(打撃)コーチが『松山のスイングを見てごらん』と言ったときもすぐに吸収したし、素直さや分からないことは積極的に聞きに来る貪欲さもあります」(高ヘッド)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」