照準はドーハの世界陸上…川内はなぜ東京五輪で勝負しない

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 名古屋ウィメンズとびわ湖毎日で、東京五輪代表につながる男女のマラソンMGC(代表選考会)シリーズは終了。女子は福士加代子ら5人がMGC出場権を獲得し、14人に増えた。男子は2人増で30人となった。

 すでにMGC切符を手にしている川内優輝(32)は今大会8位(2時間9分21秒)で日本人2番手。暑さに弱いため東京五輪ではなく、9月開幕の世界陸上(カタール・ドーハ)の代表入りを希望している。こちらは厳しい暑さを避けるため午前0時のスタートが決まっている。

 しかし、日本陸連の中には瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーのように、川内にはMGCに出て欲しいと願っている者もいる。MGCの盛り上げ役というだけではなく、本番の活躍を期待してのことだ。

 男子のMGCシリーズは、昨年の福岡で服部勇馬が日本勢では14年ぶりに勝ったものの、アフリカ勢との差は歴然。五輪の舞台で日本人選手が蚊帳の外ではおもしろくない。川内が東京を走れば、得意の粘りで先頭集団から落ちてくる選手を1人ずつ拾って順位を上げていくことができるかもしれない。条件が厳しくなるほど、力を発揮するのが川内の真骨頂だからだ。

 4月からプロに転向する川内は「ドーハ、ドーハと思って走った」と、改めて世界陸上への意欲を口にしたが、プロなら母国開催の五輪で勝負して欲しいものだ。

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