泥沼5連敗…広島・鈴木に聞いたチームの現状と4番の自覚

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■リーダー不在で4番への重圧が大きく

 主力2人が抜けたことで、24歳の4番は自覚が増したようだ。

「(曽根など)若い子が(一軍へ)入ってきて、はたから見て嫌だなと思うような行動はとりたくないと思うようになりました。前は結果が出なくてイライラすると(マツダスタジアムのベンチ裏にある)サンドバッグを殴ったり、自分の太ももを(拳で)叩いたりしていました。そのときはアドレナリンが出ていて気付かないんだけど、後で『アザになっているな』と思ったら自分が殴ったところだったりして(笑い)。僕の場合、打てなかった悔しさやイライラを力にするタイプだけど、それを出しすぎるのも良くない。(若い選手が)見て真似してほしくないので。かといって“まあいっか”と簡単に諦めていると思われるのも良くないので、そこのバランスが難しいですね。だから最近は(イライラしたら)ベンチ裏をウロウロと延々歩いて気を紛らわしたり、大声で応援して発散したりしています」

 この日は打撃不振の田中を8番に下げ、野間を1番に据えるなど、打線をテコ入れ。それでも効果はなく、高ヘッドコーチは「菊池以外はみんな本来の打撃になっていなかった。打つ手を考えていかないと」と絞り出した。リーダー不在の広島で、4番の背中にかかる重圧はますます大きくなりそうだ。

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