4カード連続負け越し…広島ボロボロの裏に深刻“新井ロス”

公開日: 更新日:

「昨年までとは違い、ベンチに覇気がない」

 ライバル球団のあるコーチが、広島についてこう指摘した。

 10日のヤクルト戦は3―15の大敗。これで4カード連続負け越しとなり、開幕11試合で3勝8敗と苦しんでいる。チーム総得点はリーグワーストの35。自慢の打線が低調である上に、菊池涼、田中の二遊間コンビを中心とした鉄壁の守備にもほころびが見え、この日だけで4失策。今季17失策はリーグ最多だ。貧打とザル守備が、ただでさえ脆弱な投手陣の足を思い切り引っ張っている。

 冒頭のコーチは、「中軸の丸が抜けた穴は確かに大きいと思う。3番に野間を入れたことで下位打線が弱くなり、1番田中、5番松山の不振も重なって、得点力不足は顕著に。守備も乱れ、広島が得意としていたミスに付け込む野球を逆にやられている。何よりここまでもたついているのは、新井(貴浩)がいなくなったことが影響しているのではないか」。

 広島は、チームの精神的支柱だった新井貴浩が昨季限りで現役を引退した。この“新井ロス”の影響について、さる広島OBは、「確かにある」と、こう続けるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?