志願するも登板せず…阪神・藤浪に“二軍でもイップス”懸念

公開日: 更新日:

 藤浪は3連戦前に「マウンドに立てばいろいろと意識するでしょうけど」と言っていた。それ以前に、気持ちの面で試合で投げる状態には至っていない、ということになる。

 藤浪は2017年にヤクルト畠山に頭部死球を与えたことで制球難が酷くなり、特に右打者の内角をほとんど攻められなくなった。今年もキャンプ紅白戦から2度ぶつけ、2月24日の中日戦では右打者の木下に死球を与えた。3月2日のソフトバンク戦でリリーフ登板した際には、右打者の場面で相手ベンチが次々と左打者を代打へ送った。さらに同12日の中日戦では、中日がスタメンに左打者をズラリと並べた。それでも藤浪は亀沢に死球を与えるなど、4四死球、2暴投とボロボロだった。

「対戦相手とすれば、藤浪相手に右打者を立たせることは危険極まりないということでしょうが、藤浪本人もショックだったはず。死球のトラウマに拍車が掛かったとしても不思議ではない。今は投げたくても投げられないのではないか」

 と、古株のOBはみている。

 心のキズはとてつもなく深そうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償