【プロ野球】中継減も観客動員は500万人増 地方球団が健闘

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 テレビの地上波での生中継が激減し、関心が薄れたように見えるプロ野球も、観客動員数で判断すれば、むしろ人気は拡大している。

 巨人が平成最初の日本一になった年のプロ野球は、セ・パ合わせて2081万人の入場者数を記録した。もっとも、これは“実数発表”になる前のどんぶり勘定の数字。発表は1000人単位で、記者席からも数えられるぐらいの客しか入っていないパ・リーグの不人気カードでも数千人に水増しされていた。

 その後、4万6000席の東京ドームで5万6000人の動員と毎試合発表していた巨人のやり方が批判され、カウント方法を変更。現在は有料チケットの販売枚数と無料チケットの配布枚数の合計を入場者数としている。

 これで実態に近い数字に見直され、初年度の05年はドンと落ち込んだが、18年はセ・パ合計で2555万人。巨人は元年の339万人から300万人に減っているが、広島が109万人から223万人、福岡ソフトバンク(元年当時は福岡ダイエー)が125万人から256万人と倍以上に増やすなど、地方球団が健闘している。

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