米ドラフトを翻弄 敏腕代理人ボラス氏“4つのマジック”とは

公開日: 更新日:

 第3は「高卒認定試験マジック」である。ボラスは高校2年生の有望捕手ランドン・パウエルにこの試験を受けさせて1年早くドラフト対象選手に仕立てた。どの球団にも知らせず、交渉期限が過ぎてからFA選手として金満球団に売り込む魂胆だった。しかし、球団側が悪辣さに呆れて乗ってこなかったため、このマジックは失敗に終わった。

 第4は今年炸裂した「NPBマジック」である。ボラスは故障持ちで評価が急落していた昨年の1巡目指名拒否組カーター・スチュワートが今年のドラフトでは2巡目指名になり契約金も150万ドル程度になると予想。日本の金満球団のソフトバンクに売り込んで総額8億円の契約をまとめた。これに対するMLBの出方が注目される。

(スポーツライター・友成那智)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解