凱旋パレードで金メダリスト超え 朝乃山は7月場所が正念場

公開日: 更新日:

 しかし、ここで足踏みしているようでは出世はさらに遠のく。仮に7月場所で大敗しようものなら、幕内下位に逆戻り。上位陣と対戦する機会はますます少なくなる。彼らの力を肌で感じ、研究する機会も減るということだ。

「5月場所では大関豪栄道戦に粘って勝ったように、力はある。朝乃山は右四つ。白鵬鶴竜栃ノ心らの四つ相撲が強い力士と真剣勝負を繰り返せば、力も付くでしょう。そのためには安定した成績を残して、常に上位と対戦する地位に居続けること。先場所は一度もなかったとはいえ、悪癖の連敗癖を克服できるかどうかもカギになる」(ある親方)

 朝乃山に目をかけていた稀勢の里(現荒磯親方)は、25歳の頃はすでに三役の常連。将来は大関横綱と評価の高い朝乃山だけに、ここで一気に弾みをつけたいところだが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑