大船渡・佐々木“12回194球”完投勝利も 日米スカウトは複雑

公開日: 更新日:

 さらに、この佐々木の194球が昨今の高校野球界で議論になっている球数制限問題に影響する可能性がある。

 先月、高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第2回会合で、全国大会に限り、大会終盤の数日間など一定の期間内において、総投球数に制限を設ける方向になった。だが、部員数が少ない公立校や、投げ込みを推奨する一部の強豪私立からは反対の声が根強い。球数制限賛成派のひとりが警鐘を鳴らす。

あの大船渡でさえ、194球も投げさせざるを得ないとなれば、反対派が勢いづく恐れがある。球数を制限すれば、二度と『吉田輝星』は出てこないし、公立校でプレーする佐々木が甲子園に出場することもままならない、とね。でも、投げすぎで佐々木が壊れたら、誰が責任を取るのか。日程の問題を含め、本気で考える時期に来ていると思う」

 佐々木が今回の予選3試合ですでに計306球を投じていることで、さまざまな波紋が生じそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?