ウィザーズ八村ついにパンク W杯フル回転の大きすぎる代償

公開日: 更新日:

 若きエースが、ついにパンクした。

 男子バスケットボール日本代表の八村塁(21=ウィザーズ)が膝の不調と疲労を訴え、W杯(中国)の順位決定戦の2試合(ニュージーランド戦、モンテネグロ戦)を欠場することになったのだ。

 日本協会によれば、NBAのキャンプインが約3週間後に控えていることから、協会とウィザーズが協議して八村の離脱を決めたという。

 八村は協会を通じ「とても難しい決断だった。体調は様子を見ている段階ですが、ウィザーズ、日本チームともにNBAシーズン、そして東京五輪に向けて、僕がベストな状態になれるよう最大限の協力をしてくれると信じています」との談話を発表した。

 日本の大黒柱だけに、今大会の八村はフル回転の働きを強いられた。1次ラウンド3試合のプレータイムは89分(1試合平均29分9秒)。5日の米国戦では第4クオーターでベンチに下がったとはいえ、渡辺雄太(24=グリズリーズ)の91分(同30分4秒)に次いで出番が多かった。7月のNBAのサマーリーグから、今大会直前の強化試合と合わせて計6試合をこなした上に、チームの期待を一身に背負って来ただけに、息切れするのは当然だろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性