史上最強の呼び声も…前代表HCが見た“八村ジャパン”の死角

公開日: 更新日:

 日本バスケットボール協会は27日、W杯(31日開幕=中国)に出場する最終登録メンバー12人を発表した。

 今月に行われた強化試合は4戦して2勝2敗(非公開のニュージーランド戦を除く)。フリオ・ラマス・ヘッドコーチ(HC)の母国で、世界5位のアルゼンチンには3ケタ失点(93―108)したものの、同22位のドイツ相手に第4クオーターで劇的な逆転勝ち。強化試合とはいえ、過去に出場した4大会で一度も勝ったことがない欧州から歴史的な白星を挙げた。

 日本の大黒柱であるPF(パワーフォワード)八村塁(21=ウィザーズ)は、3試合に出場して合計89得点(1試合平均29.7)、17リバウンド(同5.7)を記録。ド派手なダンクも披露するなど、攻守にわたって存在感をアピールした。

 今年10月にNBAデビューを控える八村は海外の強豪相手にも通用することを証明した。この八村に、渡辺雄太(24=グリズリーズ)、米国出身のニック・ファジーカス(34=川崎)の3人を擁し、史上最強といわれる男子代表に死角はないのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性