永田洋光
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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、88年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続ける。2010年に週刊メールマガジン「ラグビー! ラグビー!」を立ち上げ、現在に至る。07年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に「新・ラグビーの逆襲: 日本ラグビーが『世界』をとる日」(言視舎)などがある。

開幕前に選手は課題を問われ「ディテール」と答えるのか?

公開日: 更新日:

 キックが世界的に重要な戦術としてクローズアップされたのは、組織防御が急激に進化して、普通にパスを回すだけではトライが取れないようになってきたからだった。

 ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)が就任時から掲げた、相手の背後にキックを蹴り込んで防御が乱れた「アンストラクチャーな状況」をつくり出し、そこからボールを再獲得してアタックを仕掛けるという発想はここからきている。

 そういう意味では、世界で主流な戦い方だ。

 しかし、メインストリームは、すぐ裸にされて対策を立てられる。

 2017年のアイルランド戦では、知将ジョー・シュミットが、ジェイミー流をスーパーラグビーの時代までさかのぼって分析。あらかじめ日本がボールを蹴り込みそうなスペースを、誰がカバーするか決めて対策を立てた。その結果、日本のキックは、相手にチャンスボールをプレゼントするだけに終わった。今のジェイミー流は、その反省から、パスの回数を増やし、相手防御を前におびき出してからキックを使うといったコンセプトに変わりつつある。

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