著者のコラム一覧
いとうやまねコラムニスト

サッカー、フィギュアスケート、ラグビーなどのコラムニスト。取材・構成・ライティングを担当した土肥美智子著「サッカー日本代表帯同ドクター 女性スポーツドクターのパイオニアとしての軌跡」が好評発売中。

誇り高き南太平洋諸国の代表 サモアの伝統とタトゥー物語

公開日: 更新日:

 サモアの伝統的なタトゥーは、モチーフを抽象化した幾何学模様が特徴だ。連続性のある帯状の柄を組み合わせて全体像を作っていく。もともと他部族との識別記号だったようだが、施術の際の痛みを通して哲学、思想にまで昇華した。やがて柄だけが布地や織物などの服飾に、近年は土産品にも応用されている。

 サモア代表のムリポラ選手やレアウペペ選手の腕を見ると、三角形や花のつぼみのような形の連なりが見えるはずだ。2つとも伝統模様で、前者は鮫の歯、後者は槍の穂先である。強さや勇敢さを象徴するとともに〈愛する者を守護する〉という表明でもある。

 他にも国花のテウイラや家長を示すココナツの葉、貝殻などもある。良い機会なのでタトゥーを備えたファンに出会ったら、少し話を聞かせてもらうのもいいだろう。

 もちろんリスペクトの気持ちを忘れずに――。

【写真特集】日本がサモアを破り3連勝!!

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  2. 2

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  3. 3

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  4. 4

    「続・続・続」待望の声続々!小泉今日子&中井貴一「最後から二番目の恋」長寿ドラマ化の可能性

  5. 5

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  1. 6

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  2. 7

    旧ジャニーズ「STARTO社」福田淳社長6月退任劇の内幕と藤島ジュリー景子氏復権で「お役御免」情報

  3. 8

    ソフトBは山川穂高にこだわる必要なし…丸刈りで一軍復帰も“崖っぷち”の現実

  4. 9

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  5. 10

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に