執行猶予中の清原監督就任に批判の声は? 主催者を直撃

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甲子園よりも日本シリーズの打席よりも緊張しております」

 清原和博氏(52)は笑顔で会見を締めくくった。

 30日、都内で行われた「ワールドトライアウト2019」発表会に出席。今年3月以来となる公の場に、「自分はまだ執行猶予中の身ですし、このような大役を、そして野球に携わることができることに感謝の気持ちしかないです」と神妙な面持ちだった。

 来月行われるこのトライアウトはNPBや米球界を目指す日本の元プロやアマ選手、日本球界を志望する外国人選手を対象に試合形式で開催。清原氏は監督として選手選考などに携わる。オファーに至った経緯について、田中聡COOは「各テレビ局やWeb(媒体)にプレゼンへ行き、そこで(清原氏はどうかと)提案をいただいておつなぎいただいた」と説明。清原氏は2016年に覚醒剤取締法違反で懲役2年6月の判決を受け、現在は執行猶予中の身だが、起用に批判の声はなかったのか。

 加治佐CEOを直撃するとこう答えた。

「その怖さはありましたね。9割は(周囲からの)批判を覚悟でオファーさせていただきました。それでもやるつもりだったんですけど、幸いといいますか、温かい見方をしていただいて。清原さんも必死にやると言っていたので、私たちも頑張りたい」

 ギャラに関しても事前交渉はなく、「マネジャーさんと話をした段階で快諾という感じで、受けていただく前提で話を進めました」(田中COO)という。

 更生の第一歩となるか。

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