著者のコラム一覧
茂怜羅(モレイラ)オズ

1986年1月21日生まれ。ブラジル・リオデジャネイロ出身。身長190センチ、体重90キロの偉丈夫ながらアクロバチックさと俊敏さを併せ持ち、後方から試合の流れを見ながらのパスセンスにもたけている。2007年に初来日。2012年に日本国籍を取得した。日本代表としてW杯に4回出場。FIFA年間ベスト5に5回選ばれている。

「ラモスさんのサポートもあって帰化が一気に進みました」

公開日: 更新日:

 パラグアイで開催された「FIFAビーチサッカーワールドカップ」でMVPを獲得した茂怜羅オズは、2007年に初来日して「日本の文化に触れて日本人の優しさを好きになりました。死ぬまで日本に住みたいと思いました」。5年後に帰化が認められ、日本人になったオズが「大切な恩人がいます」と振り返る。

 ◇  ◇  ◇

 6歳でビーチサッカーを始めたオズは、18歳のときに地元リオでプロのビーチサッカー選手になった。21歳で初来日。所属した沖縄のチームが東京に本拠を移すことになり、オズも東京に引っ越した。2009年に恩人と初対面する。

「ラモスが監督を務めているビーチサッカー日本代表の合宿が羽田で行われ、そこに出向いて挨拶させていただくチャンスを得ました。ラモスさんは『一目会っただけで分かる。アナタは信頼できる。帰化したい? ワタシがサポートする』と約束してくれました」

「その日は日本代表が泊まっているホテルに連れていかれ、ラモスさんに『明日も練習場に来なさい。便利だから今日はワタシの部屋に泊まりなさい』と言われました。翌日、練習場でラモスさんが視察に訪れていたサッカー協会の大仁さん(邦彌。第13代会長)に『彼を帰化させてよ!』と大声でお願いしたら、大仁さんが『いいよ!』と返答してくれたり……。それから帰化申請の話が一気に進んでいきました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行

  3. 3

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  4. 4

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  5. 5

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  1. 6

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  2. 7

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    志茂田景樹さんは「要介護5」の車イス生活に…施設は合わず、自宅で前向きな日々

  5. 10

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?