吉田麻也のイタリア移籍は「都落ち」それでも大正解な理由

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 英プレミア・サウサンプトン所属の日本代表DF吉田麻也(31)が、冬の欧州移籍期間最終日の1月31日にイタリア・セリエAのサンプドリアに移籍することが発表になった際、何よりも地元イタリアメディアがビックリ仰天した。サンプドリアに限らず、吉田の名前は完全にノーマークだったからである。

 サンプドリアは今季16位に低迷。2部降格ゾーンの18位ジェノアとの勝ち点差は4。即戦力のCBを探していた。そこに吉田の加入である。日本人の英プレミア<公式戦最多出場>の勲章アリとはいえ、昨年10月25日にフル出場した以降は12月4日の試合に後半40分から途中出場しただけ。戦力外となって冷や飯ぐらいの吉田の獲得は、サンプドリアにとってバクチと言ってもいいだろう。その吉田は、3日のナポリ戦(日本時間午前4時45分開始)はベンチ外。試合にはガンビア代表コリーと1月23日に出戻ってきたトネッリがCBとして先発した。吉田は次23節の敵地でのトリノ戦(同9日午前2時開始)にトネッリとCBコンビを組んでイタリアデビューが予想されている。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。

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