史上最弱に成り下がったサッカー五輪代表の「構造的欠陥」
もし外国人の指揮官だったら……。12日のシリア戦の敗退が決まった瞬間、あっさりと解任されていたはずである。
タイで開催中の「U―23(23歳以下)アジア選手権」に参戦している森保U―23代表が、初戦のサウジアラビア戦とシリア戦で2連敗を喫した。
これで3戦目のカタール戦を待たずして1次リーグ敗退が確定。同大会で日本が決勝トーナメントに進めなかったのは、今回が初めて。今夏の東京五輪で「金メダルを狙う」と森保監督は公言しているが、アジアでベスト8にも入れなかった。まさに歴史的な惨敗劇と言っていいだろう。
例えばハリルホジッチ元監督の場合、2017年12月の東アジアE―1選手権で優勝を逃し翌年3月の親善試合マリ戦ドローなどから日本サッカー協会(JFA)の田嶋会長が解任の断を下した。