ACLに中国から4チーム 新型肺炎とアジアサッカーの行く末
中国の武漢――この地名を耳にしない日はない。
個人的に思い出すのは、2015年の東アジアE-1選手権である。この年の8月、武漢で開催された大会は暑さとの戦いでもあった。
武漢の夏場は、中国でも重慶、北京と並“3大ボイラー”と言われるほどの暑さである。
その地でハリルホジッチ監督率いる日本代表は初戦で北朝鮮に1-2で敗れ、それから韓国と中国と2試合続けて1-1の引き分けに終わり、勝ち点2しか稼げずに最下位に終わった。得点は武藤雄樹の2ゴールと山口蛍の1ゴールのみ。
とにかく<暑い>と<ゴールが遠い>という印象しか残っていない。
ピッチ以外では、たまたま同じホテルに日本サッカー協会の女子委員長だった野田朱美さん(群馬FCホワイトスター監督兼GM)が宿泊していた縁で毎日、朝食を共にしながら、元なでしこジャパン背番号10から、女子サッカーの将来像についてのレクチャーを受けたのも、懐かしい思い出として残っている。