著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

ACLに中国から4チーム 新型肺炎とアジアサッカーの行く末

公開日: 更新日:

 前述したようにACLには上海申花、広州恒大、上海上港に加えて北京国安の4チームが本戦出場を決めている。

 オーストラリアからはプレーオフで鹿島を下したメルボルン・ビクトリー、パース・グローリー、シドニーFCの3チームが出場するが、オーストラリア政府は2月1日に中国からの入国禁止を発表したため、中国チームの入国と試合開催が不可能になった。果たして4日にAFCがどのような判断を下すのか? 試合の延期もしくは代替地を探すのか?

 その代替地にしても、日本を含めたアジア諸国には、今日までのところ100人以上の感染者がいる。このまま感染者が各国で増えれば、3月末のカタールW杯アジア予選(ホームでのミャンマー戦、アウェーでのモンゴル戦)を始め、U-23(23歳以下)日本代表のテストマッチにも影響を及ぼしかねない。

 そして最悪の場合も考えられる――。

 今夏の東京五輪の開催時期の延期という可能性も出てくるだろう。

 日本としては、まずACLに関しては4日のAFCの判断を待つしかないが、日本サッカー協会としては、高校選抜のヨーロッパ遠征なども含めて国際試合にどう対処するのか、情報の収集と同時に的確なガイドラインを示して欲しい。そう願わずにいられない。

 シーズン開幕前のキャンプ中のJクラブは、ハイタッチの中止などの自衛策を講じている――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」