力士外出NGで出稽古できず 5月場所で割を食う相撲部屋は?

公開日: 更新日:

 多くの力士は普段と違った調整を余儀なくされそうだ。

 大相撲5月場所は2週間延期で、5月24日から6月7日に日程がずれることになった。

 とはいえ、それも新型コロナウイルスの感染状況次第とあって、本当に開催されるかどうかもわからない。

 八角理事長(元横綱北勝海)が「再び変更の可能性もある」と言えば、芝田山広報部長(元横綱大乃国)も中止の可能性に言及。「(緊急事態宣言が出た場合は)無観客や(規模を)縮小とは考えていない」と話した。

 5日からは報道陣の朝稽古取材も禁止。力士も原則として外出禁止だ。

 それでも部屋で稽古ができるだけマシ……とは一概には言えない。なにせ、現状では出稽古もできないからだ。

 力士が他の部屋に赴く出稽古は、さまざまな目的がある。強い力士に胸を借りての鍛錬という者がいれば、自分の力を測るバロメーターとする調整目的の力士も。本場所で当たる力士の情報収集を行うケースもある。

 対戦予定力士をコテンパンにして恐怖心を植え付けるのは、歴代横綱の常套手段だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  4. 4

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  5. 5

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  1. 6

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  2. 7

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  3. 8

    参政党さや氏にドロドロ略奪婚報道の洗礼…同じく芸能界出身の三原じゅん子議員と“お騒がせ”な共通点が

  4. 9

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  5. 10

    自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大