居座り白鵬“合法的休場”で狙う連続V…5月場所中止の現実味

公開日: 更新日:

 1場所出場したのちは何のかんのと理由をつけて1場所休む……。そんな最近の白鵬(35)にとって、5月場所の中止が濃厚になったことは追い風だろう。

 大相撲5月場所は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、一度は当初予定を2週間延期して5月24日開幕とした。しかし、7日に東京都を含む7都府県を対象に緊急事態宣言が発令。期間は1カ月程度というが、これによって無観客開催どころか中止も現実味を帯びてきた。

 相撲協会はさる3日の師匠会で、八角理事長(元横綱北勝海)が出稽古の禁止を各親方に言い渡した。このままでは仮に本場所が開催されても調整が狂ううえ、「強い相手の胸を借りる」という鍛錬の意味でもマイナスだ。

 まさに大相撲も正念場といったところだが、むしろ横綱白鵬にとって中止は朗報だ。

■延命のための休場

 無観客で開催された3月場所で、44度目のV。ここ数年の白鵬の“出勤状況”を見ると、次の5月場所は十中八九、休場する見込みだった。35歳という年齢もあって、2場所続けて15日間皆勤する体力はもうない。そんな“計画的”な休場に批判の声が集まっていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差