高校球児に三重苦…夏の甲子園からプロスカウトが消える?

公開日: 更新日:

「大学選手権も重要ですから。普段はあまり見ることができない地方の大学から、毎年必ず有力選手が出てくる舞台でもある。2016年大会で初優勝した中京学院大(岐阜)の吉川尚輝巨人1位)なんてまさにそう。大学選手権での活躍でドラフトの順位が上がりました。今年は甲子園より大学選手権の方がドラフト候補が多くいそう。両大会の出場校にもよりますが、不作の高校生を捨てて、豊作の大学生を重点的に見る球団は多いのではないか。例年なら下位で指名されるようなレベルの高校生が、『判断材料不足』で指名を見送られるケースも出てくると思います」

 夏の風物詩、甲子園からスカウトが消える――。

 プロ入りを目指す高校3年の球児にとっては「センバツ・春の県大会中止」「長期練習自粛」「スカウト減少」の三重苦。特にドラフト指名当落線上の高校生には不運な年になりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋