Jも野球も透ける“試合ありき” 選手のメンタル面ないがしろ

公開日: 更新日:

 NPB(日本野球機構)とJリーグによる「第6回新型コロナウイルス対策連絡会議」が23日午前、ウェブ会議システムで行われた。

 5月6日まで全国に緊急事態宣言が発令されており、プロ野球の開幕とJリーグの再開のメドは立っていない。

 それどころか、対策会議で感染症の専門ドクター3人から「とにかく新型コロナは恐ろしいウイルス。試合開催の状況ではない」とダメ出しを食らう始末。

 それでもNPB斉藤コミッショナーは「無観客でもスタートしたい気持ちはある」、村井チェアマンは「ひとつの方法論として無観客試合も想定しないといけない」と、言い回し自体は違っていても、両者とも<何とか試合をやりたい>という気持ちが<行間>から強くにじみ出ていた。

 しかし、無観客にすれば新型コロナの感染・拡大のリスクを回避しながら試合を開催できるというのは、早計以外のナニモノでもない。この日の対策会議でも議題に上ったが、プロ野球もJリーグもホーム&アウェーで<大所帯での移動・ホテル宿泊>は避けて通れない。常に感染の恐怖に怯えながらの生活を強いられることになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る