マラソン&駅伝が消滅危機…陸連“コロナ指針”が難題過ぎる

公開日: 更新日:

 現在、コロナの完全終息時期はまったく見えない。そもそも、ワクチンがあるインフルエンザでも、2017―18年シーズンの患者推計値は1450万人を超えている。新型コロナウイルス感染の完全終息を求めるのは現実的ではない。

■大学、実業団の方針転換も

「新型コロナウイルスのワクチンが開発されても、インフルエンザと同じと考えれば、駅伝マラソン大会の開催は厳しいと言わざるを得ない。駅伝に力を入れてきた大学や実業団の方針が変わるかもしれない。実業団指導者の多くは『駅伝がすべて』という。それは会社が求めているからです。駅伝を強化する意味がなくなれば、中・長距離選手を取らなくなる。大学、高校の陸上部員は就職の門戸が狭くなる。トラックの5000メートルや1万メートルで実績を残しても、国内では人気がないし、テレビ中継もほとんどない。『会社が評価してくれるのは、やっぱり駅伝とマラソンです』というOBもいる。公道を使用するから厳しいのでしょうが、陸連がロードレース再開ガイダンスを見直さない限り、人気の2大ロードレースが消えることまで、我々は頭に入れておかなければなりません」(前出の関係者)

 コロナ禍は世界の常識を大きく変えた。「マラソン、駅伝の消滅」を、誰が笑い飛ばせるだろうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  2. 2

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  3. 3

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  4. 4

    「続・続・続」待望の声続々!小泉今日子&中井貴一「最後から二番目の恋」長寿ドラマ化の可能性

  5. 5

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  1. 6

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  2. 7

    旧ジャニーズ「STARTO社」福田淳社長6月退任劇の内幕と藤島ジュリー景子氏復権で「お役御免」情報

  3. 8

    ソフトBは山川穂高にこだわる必要なし…丸刈りで一軍復帰も“崖っぷち”の現実

  4. 9

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  5. 10

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に