IOCコーツ氏「直感では来年開催」五輪中止の可能性を否定

公開日: 更新日:

「直感では、東京五輪は間違いなく来年開かれる」――。

 東京五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会のコーツ委員長は29日、ロイター通信の電話インタビューに応じ、五輪中止の可能性を否定した。

「観客は五輪の重要な要素。われわれの計画ではそれを維持することも大事だ」とし、五輪における観客動員の重要性を強調。入場数を制限するかどうかについては言及しなかった。

 IOCと大会組織委員会は、簡素化対策で200以上の項目の検討を進めているが、「選手や競技に影響が出ないようにするため、全てが採用されるわけではない」との見通しを示した。

 また、米国などが出場をボイコットした1980年のモスクワ五輪以来、最大の試練に直面していると指摘。簡素化された東京五輪は「将来の五輪開催の新しい基準になるだろう」と言い、「ある世代のアスリートが五輪出場の機会を失うようなことがあってはならない。そのために懸命に努力している」と主張した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝