フィギュアGP最終戦は北京 中国「コロナ対策」驚異の中身

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 パンデミックで世界の信頼を失った中国は、コロナが原因でGPファイナルの中止だけは絶対に避けたい。どうにか開催にこぎつけ、高い安全性をアピールし、北京五輪の成功につなげたいはずだ。

「中国に知人が多い」という、ある競技団体の関係者がこう語る。

「一党独裁の中国は、検温やPCR検査などに資金と人をいくらでも投入できる。検査、追跡、隔離におけるスピードは世界でトップです。武漢に1000床の病院を10日間の突貫工事で建設し、世界を驚かせたことは記憶に新しい。強権発動が可能な国ですから、ホテルや競技会場近隣の一時的なロックダウンや、スマホ画面の3色分けで感染リスクを示すヘルスコードを使い、市民の動きを制限することも可能でしょう。いずれにしても、『過度ともいえる徹底したコロナ対策が行われるのは間違いない』と、現地の人はみています」

■五輪1年延期の東京には絶対真似できない

 中国は今、国家を挙げてワクチン開発を急いでいる。それは、「22年冬季五輪開催のために、14億人を超えた全国民に強制的に接種させるため」との声もある。逆立ちしても日本には真似できない「対策」だ。

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