DeNAラミレス監督に今オフ巨人に“スライド入閣”の怪情報

公開日: 更新日:

不可解な中継ぎパットン先発

 ただ、3日の巨人戦は、そんな怪情報も吹っ飛ぶほど、散々な試合だった。

「これでセ・リーグの灯はほぼ消えたでしょう。私は巨人OBですが、セの低いレベルが嘆かわしい。ラミレス監督の意図が見えない今季ワーストゲームです」

 こう言うのは、巨人の元投手コーチで評論家の高橋善正氏だ。

 来日4年目で初先発した中継ぎのパットンは、1点を先制してもらった初回に3失点。二回には松原にプロ初となる3ランを浴びるなど、二回途中を9失点と試合をブチ壊した。

「ラミレス監督はこの3連戦を最低でも2勝1敗で勝ち越さないとシーズンが終わってしまう。今季を左右する大事な3連戦だという自覚はあったのか。とてもそうは思えない不可解な采配のオンパレードだった。まずは中継ぎのパットンの先発起用です。先発要員のピープルズが控えていたにもかかわらず、なぜか前日の2戦目、この試合も中継ぎに回した。いずれも無失点に抑えていて、巨人にとっては初ものだったわけで、ピープルズが先発すればよかったのではないか。先発陣は今永、平良の左右の両輪を欠く中、この3連戦は温存した井納を含め、総動員で2勝を奪いにいかないといけなかった。今季セはCSが行われないが、まるで2位か3位に入ってCSを狙うような戦い方。8番に投手を入れる意味もいまだに分からない。この3連戦は、ここで打線が分断されるケースが目立ちました」(前出の高橋氏)

 そうでなくても、後先を考えないラミレス監督の投手起用で、特にリリーフ陣は酷使が深刻。セの今季の登板数上位10傑のうち、33試合登板でトップのエスコバーを筆頭に、DeNAのリリーフ陣が6人も名を連ねている。

 DeNAはこのカードが始まる前まで5・5差につけていた巨人に痛恨の3タテを食らい、今季は巨人に3勝9敗。早ければ6日にも巨人に優勝マジック44が点灯する。そんなラミレス監督に、巨人が声をかけるとは思えないが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  3. 8

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃