原英莉花メジャーVで女軍団3勝 ジャンボ尾崎ユニーク指導

公開日: 更新日:

【日本女子オープン】最終日

 12アンダー首位発進の原英莉花(21)が、スコアを4つ伸ばして公式戦初優勝。昨年6月のリゾートトラストレディス以来のツアー2勝目を挙げた。

 2位から4打差を追った同組の小祝さくら(22)も68で回ったが、スタート時点の差を縮めることはできなかった。

 優勝を争った2人は4日間でバーディーを量産(原23、小祝21)。さらに、大会3勝のディフェンディングチャンピオン畑岡奈紗(21)が米ツアー専念のため欠場した。国内女王を決めるナショナルオープンとしては物足りず、くしくも米女子ツアー「ショップライトクラシック」で優勝を争った畑岡が参戦していれば、最終日も違った展開になっていたはずだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(17枚)

■封じ込めた小祝の勢い

 しかし、それはそれだ。終わってみれば、いま女子ツアーで勢いのある「黄金世代」2人が大会を盛り上げた。

「私にとって気持ちいいプレーは攻めるゴルフだと改めて実感した。昨日、今日とさくらちゃんと一緒に回って、さくらちゃんのようにピンを果敢に狙っていけた」(原)

 原、小祝のマッチレースの様相になった試合は序盤、小祝がスコアメークにもたつき一時6打差に開いた。が、ハーフターンではスタート時点と同じ4打差に。11番、12番でともにバーディーを奪うなど白熱した。続く13番パー3で原がグリーン外から10ヤードの2打目をウエッジでチップイン。3連続バーディーを決めて有利に試合を進めた。

「マッチレースでは、『2打目を先に打ったほうが有利』という格言がある。パー4でピンそばにつけたら相手にプレッシャーをかけることができ、ミスは許されないという精神的にきつい状況に持ち込むことができるからです。しかし、この日の原は終始落ち着いており、小祝の猛攻を見事に封じていました」(田原紘プロ)

 11番パー4が象徴的だった。ティーショットは原が20ヤード以上もオーバードライブ。先に小祝が残り137ヤードをピンそば60センチにベタピン。その直後に原は残り105ヤードを1メートルにつけて、小祝の勢いをかわした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択