ロッテをCSに導いた藤原「フルスイング」貫く心身の強靭さ

公開日: 更新日:

 プロ野球界には首脳陣や周囲の助言を聞き過ぎてつまずく新人がごまんといる。不調から抜け出したいと思うあまり、さまざまな人からさまざまなアドバイスを聞いた結果、パニックに。揚げ句、自分の持ち味まで殺してしまうパターンだ。

 そんな経験とは無縁で活躍しているのが高卒2年目、ロッテ藤原恭大(20)だ。

 決勝の逆転3ランを放った前日に続き、勝てばチームのCS進出が決定する8日の西武戦の六回には左中間にダメ押しとなる適時二塁打。4打数2安打1打点で天王山の勝利に貢献した。

「インコースを狙って思い切っていきました。打ったのはスライダー。タイムリーになってよかったと思う」とは本人だ。

 大阪桐蔭高3年時は根尾(中日)、柿木(日本ハム)らとともに甲子園春夏連覇。ドラフトでは3球団から1位指名されて鳴り物入りで入団したものの、1年目は6試合に出場しただけ。ファームでも82試合で打率・227、4本塁打、21打点とパッとしなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋