著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

日本ツアーの脆弱さコロナで露呈…スポンサーばかりを優先

公開日: 更新日:

 いっぽう大相撲は初場所で、緊急事態宣言発令中にもかかわらず、主催する日本相撲協会は「ウイルスに負けていられない!」をスローガンに力士や関係者に感染対策ガイドラインの実施を徹底させ、観客は座席上限5300席に設定。「伝統文化である国技の継承・発展を守る」という責任を全うしている。

 プロゴルフ団体にこうした責任や覚悟があるとは思えない。ファンのために試合開催に向けて汗水流すのではなく、スポンサーの顔色をうかがうほうを優先している。

 またスポンサーはファンよりも、プロアマ大会での“お得意さま接待”を重視している。

 プロスポーツの本質は「興行」であり、「ファンに見せてナンボ」である。それを置き去りにして、今年も安易に中止や無観客を続けたら、ファンのゴルフへの興味は薄れていく一方だ。これもまた真理だが、「ファンの気持ちは移ろいやすいもの」でもあるからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞