やはり呪われている東京五輪 今度は演出責任者が女性侮辱

公開日: 更新日:

 東京五輪パラリンピックをめぐる混迷。森喜朗・組織委員会前会長に続いて、またもや、である。開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏が、「女性侮辱発言」を週刊文春にスクープされ、18日辞任した。

 問題になったのは、開閉会式に出演予定だったタレント・渡辺直美の演出として、豚をダジャレにした「オリンピッグ」というキャラクターに扮する提案をしていたこと。

 森前会長の女性蔑視発言の際には擁護していた橋本聖子会長も丸川珠代五輪相も、さすがに今回は、「発言は大変不適切で遺憾」(橋本)、「あってはならない」(丸川)と、厳しい態度を見せざるを得なかった。

 森発言によって“ジェンダー後進国”を世界に知らしめた東京五輪に対し、海外メディアは今回も冷ややかに反応した。米ブルームバーグ通信は「国民の支持が低いゲームへのもう一つの打撃」、仏AFP通信は「これは新たな頭痛の種だ」、米ウォールストリート・ジャーナルは「性差別的な発言による組織委会長の辞任に続き、大会4カ月前に不確実性を追加した」と報じた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景