プロ野球とJリーグの“緊急事態宣言”落としどころは「無観客」

公開日: 更新日:

 19日付の日刊ゲンダイが報じたように、プロ野球はコロナ対策に多額の費用を投じ、人員も惜しんではいない。それでも国民の皆が皆、野球やサッカーのファンではないのも事実だ。すでに大阪では29の府立学校が休校中。変異株の流行により、若年層が重症化するケースも増えている。このまま興行を続ければ、非難は必至だろう。

 そこでいよいよ現実味を増すのが、昨季の開幕序盤に続く「再無観客」だ。プロ野球とJリーグは「無観客だけは勘弁」と訴えているが……。

「すでに東京五輪は外国人客の受け入れを断念。日本人を含めた無観客も検討されているそうです。900億円ともいわれるチケット収入はパーになるが、中止による損失よりははるかにマシ。政府や五輪組織委員会、東京都にしてみれば、五輪を開催できれば御の字なのでしょう。そう考えると、『まずプロスポーツで無観客の道筋を』となりかねません」(前出の関係者)

 野球もサッカーも、五輪の“アリバイづくり”に利用されるのか……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性