渋野日向子のスイング改造は不安材料ばかり(菅野徳雄)

公開日: 更新日:

 だから本当は手元を低く構えれば、バックスイングでシャフトは立って上がるはずなのに、渋野は逆にクラブを寝かせて上げた。それで左手首を手のひら側に折ってフェースをシャットに上げて横振りのスイングに変わっていた。これでクラブをしっかりと振り切ってヘッドを返してやれば低いフックボールしか打てない。球が上がらないので飛距離も出ない。

 米ツアー試合会場のフェアウエーは洋芝であり、日本と違いボールは微妙に沈む。バックスイングでシャフトを寝かせたらバックスピンのかかったショットはできない。グリーンに乗っても止まらないので、ピンが立っている面に止めることは難しくなる。それでは世界のトッププレーヤーと対等に戦うのは不可能だ。ところが、ハワイで行われたロッテ選手権では、トップでシャフトをあまり寝かせずにバックスイングしていた。手の位置は肩より高くは上がっていないけれど、グリップエンドを飛球線の後方線上に向けて、スイングプレーンから外れていない。

「トップの手の位置は低くてもシャフトを寝かせなければよい」と、戸田藤一郎がよく言ったのを思い出す。戦前、戸田はアメリカに遠征し、西海岸のウインターサーキットに2カ月ぐらい参戦し、「アメリカの近代ゴルフを学んできた」と言った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神ドラ1立石正広は「意外と時間がかかるかも…」 一軍定着へ乗り越えるべき2つの課題

  2. 2

    前田敦子“アンダーヘア透け疑惑”写真集が絶好調! トップ張った元アイドルの生き様を女性が強く支持

  3. 3

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  4. 4

    《あまりにも未熟で幼稚》《出鱈目な言動》キョンキョンのパートナー豊原功補「政治的発言」のウラ

  5. 5

    投手・大谷翔平「不規則ローテ」の波紋…“しわ寄せ”くらうドジャース先発陣はいい迷惑

  1. 6

    野間口徹の"匂わせ"投稿が大炎上でコメント閉鎖に…ミュージシャンに許されて俳優には致命傷の政治的発言

  2. 7

    『ティル・ゼア・ウォズ・ユー』進境の著しさを感じるジョージのギターソロ

  3. 8

    高市首相の日米首脳会談「帰朝報告」は中身スカスカ…イラン情勢の詳細は「お答え控える」連発の厚顔

  4. 9

    突然のシカ騒動で大阪市が大慌て…“押し付け”を拒否した奈良県のもっともな言い分

  5. 10

    山田裕貴「新撰組」SPドラマは盤石ムードも…続きはU-NEXT配信の“まき餌”商法に視聴者離れの懸念