松山英樹だけじゃない プロは五輪よりメジャー制覇とカネ

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 米ツアーでは世界ランク1位のD.ジョンソン(36)をはじめ、元同1位のA.スコット(40=豪州)やL.ウェストウッド(48=英国)が、出場資格を得たとしても、長距離移動や過密日程を理由に参加辞退を表明している。

 東京五輪の男子ゴルフが行われるのは7月29日~8月1日。会場は酷暑が懸念される埼玉・川越の霞ケ関CCだ。大会の2週間前には全英オープンがあり、五輪の翌週には、メジャーに次ぐ大会規模のWGCフェデックス・セントジュード招待。そして1週間おいて総合優勝が賞金1500万ドル(約16億円)を手にするフェデックスカップのプレーオフ3連戦が始まる。しかし、日程がタイトだろうが、移動が長かろうが、4年に1度しか行われない五輪のメダルに、メジャーと同等、あるいはそれ以上の価値があると思えば、四の五の言わずに出場するはずだ。

■五輪でのゴルフの知名度はイマイチ

 世界中のゴルファーは子供の頃から、マスターズ最終日の18番ホールでウイニングパットを決めることをイメージしながら練習している。昨年、グリーンジャケットを着たD.ジョンソンは、「夢が現実になった。子供の頃からマスターズチャンピオンになることを夢見てきたから」と言って、左手で涙をぬぐった。

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