五輪開催してもショボい?組織委を悩ませる米国選手の動向

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの感染拡大が続こうが、国民の多くが懸念を示そうが、菅首相や東京五輪組織委員会が「何が何でもやる」と突き進んでいる東京五輪。日本政府やIOC(国際オリンピック委員会)は、「とにかく開催して一流アスリートの姿を見れば日本国民も熱狂するはず」と楽観視しているようだが、関係者の中には「開催したとしても、ショボい大会になるのでは……」とやきもきしている人も少なくないという。

「やはり、このタイミングで米国務省が新型コロナを理由に日本への渡航警戒レベルを4に上げたことが大きいでしょう。警戒レベル引き上げのきっかけは、CDC(米疾病対策センター)のガイドラインですが、そこには『日本の現在の状況を踏まえると、完全にワクチン接種を受けた人であっても新型コロナ変異株に感染し、感染を広げるリスクがある』とあった。つまり、CDCは『ワクチン接種者も変異株に感染する可能性がある』と指摘しているわけで、このガイドラインが今後、各国選手が五輪に参加するかどうかを判断する基準になるのは間違いないでしょう」(スポーツ紙記者)

 すでに北朝鮮など一部の国は東京五輪への不参加を公表しているものの、五輪組織委の最大の関心は何といっても米国選手の動向だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?