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西村徳文野球解説者

1960年1月9日、宮崎県生まれ。右投げ両打ち。福島高(宮崎)、国鉄鹿児島鉄道管理局を経て、81年ドラフト5位でロッテ入団。プロ通算16年で首位打者1回、盗塁王4回。二塁と外野でそれぞれベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。97年現役引退後、ロッテでヘッドコーチなどを歴任し2010年監督就任。1年目にリーグ3位から日本一を達成した。16年からオリックスでヘッドコーチ、19年から監督を務め、昨季限りで退団。

05年日本S第1戦 千葉マリン上空に突然、白い煙が立ち込め

公開日: 更新日:

 2005年はボビー・バレンタイン監督の下、プレーオフを勝ち上がり、阪神との日本シリーズで4連勝。1974年以来、31年ぶりに日本一を達成することができた。

 私は04年にボビーが監督になると同時に、ヘッドコーチ兼外野守備走塁コーチに就任。三塁コーチも兼務した。

 地元・千葉で開幕した日本シリーズ第1戦は試合開始直後、ベンチからファン同士がいざこざを起こし、警備員が駆け付ける光景が見えた。異様なムードが漂う中、初回に2番・今江敏晃が先制のソロ本塁打。先発した清水直行もシーズン同様の安定した投球で序盤から優位に試合を進めた。

 そんな中、七回あたりから上空に白い煙が漂い始めた。裏の攻撃時に三塁コーチスボックスから空を見上げると、どんどん白くなっていく。92年に千葉マリンスタジアムに本拠地を移転して以来、一度も経験したことがない事態に見舞われた。

 後に白い煙の正体が霧だとわかったが、主砲のベニー・アグバヤニが左中間に10得点目となる2ランを放った時は、球場全体が真っ白。打球を目視することが難しい状況だった。

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