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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

錦織圭のウィンブルドンでの課題は「早い仕掛け」だ

公開日: 更新日:

 週明けからテニスのウィンブルドン選手権が始まる。新型コロナの影響で、昨年は戦争以外の理由で初めて中止になり、今年も大半の記者はリモート取材だ。

 現地のカメラマンによればイギリスの自主隔離は厳格だ。入国後の2、5、8日目にPCR検査が義務付けられ、検査場に行く以外は外出禁止。毎日の電話に加えて抜き打ち訪問があり、5日目の陰性証明で外出が認められる。フランスで無料だった検査は有料とか。

■フェデラー最後の英姿か…ジョコビッチはゴールデンスラムの可能性も

 さて、今年の最大の注目はフェデラーだ。“聖地”での優勝が8度、テニス史を劇的に変えた英雄は夏に40歳になる。昨年、2度にわたって膝の手術を受け、先の全仏では膝の負担を理由に4回戦で棄権した。聖地復帰への備えだが、芝の緑にこそ映える芸術的な身のこなしを見るのは、これが最後かも知れない。

 ナダルは欠場で、記録で注目されるのがジョコビッチ。今年の全豪、全仏と優勝し、男子では史上3人目の年間グランドスラム達成の期待がかかり、オリンピック年だから、女子でグラフだけが持つゴールデンスラムの可能性もある。年間GSのチャンスは2016年にもあったが、その時はウィンブルドン3回戦で敗退だった。

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