ハマのコンビも狙われる…“今季で契約切れ”日本国内助っ人3人にメジャーが触手

公開日: 更新日:

 日本国内の助っ人選手がメジャーの注目を集めているという。米球界に詳しいメディア関係者がこう話す。

「今オフ、メジャーが日本球界の選手を獲得するなら投手でしょう。ただ、楽天の田中将は球威が衰え始めているし、巨人の菅野やソフトバンクの千賀は故障に苦しんでいる。コロナ禍での海外生活は、家族の問題などリスクも伴う。米国に自宅がある外国人選手なら、そういった心配はありません」

 そんな中、メジャーの複数球団は今季で契約が切れる3人の外国人選手に注目しているという。

「投手はDeNAの中継ぎ左腕・エスコバー(29)と、ソフトバンクの先発右腕・マルティネス(30)です」

 とは、前出の関係者。

コロナ禍の影響も

「エスコバーは最速163キロを誇る変速左腕。ストレートの威力もさることながら、大きく鋭く曲がるスライダーが素晴らしい。状況に応じて腕の角度を変えて投げるなど、クレバーな一面もある。昨季は家族の健康問題でシーズン終盤に帰国しており、それも去就に影響するかもしれません」

 ソフトバンクのマルティネスは、日本ハム時代の2018年に10勝をマーク。19年は右前腕の故障で登板がなく、昨季は2勝止まりで解雇され、年俸約1億円の1年契約でソフトバンク入りした。コロナ禍で来日が遅れたものの、初登板となった5月1日のオリックス戦で最速156キロをマーク。ここまで5勝2敗、防御率2.21の好成績を挙げている。球界OBが言う。

「速球、変化球ともに球威、キレがあり、制球力も高い。緩急を自在に操るなど、投球術にも長けている。19年に故障した右腕の状態が問題なければメジャーでも先発ローテ入りできるでしょう」

 野手では、DeNAの主砲・オースティン(29)が関心を集めている。

 28日現在、打率.337はリーグトップ。17本塁打、42打点をマークとパワーもある。

「野手は投手と比べてハードルが高くなるが、メジャー時代からパワーがあり、打球速度が速い選手として認められていた。日本では中堅から逆方向にも長打を打っているし、リーグトップの出塁率.440をマーク。変化球が多い日本の投手との対戦を経て、打撃技術や選球眼が向上している可能性がある。ただ、米国で活躍するには速いボールへの対応を含め、より高いレベルが求められる。その意味では、広島の森下(6打数1安打)や、中日の大野(同)という一線級の投手をあまり打てていない。彼らとの対戦成績次第では、評価が上がるかもしれない」

 とは、前出のOBだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状