東京五輪「バブル方式」は穴だらけ…組織委が中国選手団から“ダメ出し”食らうお粗末

公開日: 更新日:

「穴だらけの村」がオープンした。

 東京五輪開会まで10日と迫った13日、選手村が開村。そんな記念すべき日、警視庁は東京五輪のために来日していた米国とイギリスの五輪スタッフ4人をコカイン使用の麻薬取締法違反容疑で逮捕したと発表。東京都港区六本木のバーで飲酒した後、酔って近隣マンションに不法侵入し、尿検査の結果、コカイン使用が発覚したのだ。

 逮捕された4人は英企業「アグレコ」の電気技師。大会用仮設電源の設置管理を請け負う会社で、五輪の大会オフィシャルサポーターだった。

 新型コロナウイルスの感染対策の甘さが指摘されている中での大失態。丸川五輪相は「組織委員会からうかがっている限りでは、基本的には7月1日から関係者が泊まるホテルの出入りを監視している」と関係者逮捕の責任を組織委になすりつけたが、開幕前からこのありさまだ。

 都内では飲食店への規制強化の反動で、マスクを外してドンチャン騒ぎをする路上飲酒が横行。“真面目な日本人”ですらルールを守らないのが現状。海外選手団やメディアに行動規約を順守させることなど不可能に近いのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情