米女子体操シモーン・バイルス 性的虐待を受けたスーパースターの矜持

公開日: 更新日:

 日本ではアスリートが政治的、あるいは社会的な発言をすると、「黙ってろ!」「アスリートのクセに!」などと中傷されるケースがあるそうだが、米国は逆。むしろ社会的にも認知されているアスリートだからこそ、積極的に発言するし、彼らはそれを責任の一端だと理解している。

「バイルスは先月、7度目の全米チャンピオンになった後、鎖骨付近にタトゥーを入れた。それは黒人女性詩人マヤ・アンジェロウの詩からとった“それでもまた私は立ち上がる”という言葉で、自分に対する自信、黒人としてのプライドを表すとともに、五輪個人総合で2大会連続優勝を狙う信念とも取れるものだ」

 彼女は自身の五輪に関して、「東京で終わったとしても構わないわ。でも私は根っからのアスリート。だからやめた後、一体、何者になるのかしら? まだ答えを探しているところ」とも話している。“早く終わって欲しい”と願う今回の五輪が終わったとき、彼女はここ50年間現れなかった2大会連続個人総合優勝を果たし、女王の座に君臨し続けているのだろうか。

(米紙コラムニスト、ビリー・デービス)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 2

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  3. 3

    侍J投手コーチに飛び交う悪評「データを扱えない」 “構造的欠陥”も相まり大いなる不安

  4. 4

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 5

    高市首相初訪米での英語挨拶にトランプ大統領「通訳使え」…案の定SNSで蒸し返された“経歴疑惑”

  1. 6

    佐々木朗希とドジャースに“密約”か OP戦ズタボロ防御率13.50でも開幕ローテ入りのナゾ

  2. 7

    (49)生活保護世帯が増加中 “基本的生活”と地域住民との交流でハッピー

  3. 8

    高市首相の“悪態答弁”にSNSで批判殺到! 共産&れいわの質問に「不貞腐れたガキレベル」の横柄さだった理由

  4. 9

    議員会館でも身体重ね…“不倫男”松本文科相は辞任秒読み! 虚偽答弁疑惑に「コメント控える」連発の卑劣

  5. 10

    宮舘涼太“臆測”強調でSnow Man「国民的人気」に急ブレーキ危機…“めめ不在”の痛手