2人の“ルーキー侍”栗林良吏と伊藤大海に懸念される東京五輪フル回転の反動

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 約60試合を残す後半戦で懸念されるのは、金メダルを獲得した東京五輪で大車輪の活躍を見せた2人のルーキー侍の反動だ。

 侍ジャパンの守護神として全5試合に登板して2勝3セーブを挙げた広島栗林良吏(25=トヨタ自動車)は、米国との決勝戦でも完封リレーの最後を締めくくり、胴上げ投手となった。

 金メダルは当たり前といわれた自国開催の五輪。巨人の坂本ら、ベテラン選手もプレッシャーを抱えていた中、ルーキーであればなおさら気が張りつめていたはずだ。

 大舞台が終わっても気の抜き方が分からないのだろう。13日に同じ侍メンバーの森下と共に一軍へ合流した際の「まだ1年目なので一戦一戦、100%の力を出して勝利に貢献するのが一番大事なのかなと思っています」という言葉が象徴している。公式戦では前半戦だけで34試合に登板しているだけに、疲労の蓄積も心配される。

 もう一人のルーキー、日本ハム伊藤大海(23)は、チームでは先発を任されているが、五輪ではリリーフとして3試合に登板。防御率0.00の鉄壁ぶりを見せた。

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