ソフトB打線低調で小久保“禅譲”に黄信号…ポスト工藤に「第3の男」がエントリー

公開日: 更新日:

 すんなり禅譲といくのか。

 ソフトバンク工藤公康監督(58)は今季が2年契約の最終年。日本シリーズ5連覇を達成すればともかく、結果を残せなければ退任し、後釜には小久保裕紀ヘッドコーチ(49)が昇格……というのが既定路線といわれている。

 後半戦初戦の日本ハム戦は3―0で勝利したものの、もっか4位と苦戦。中でもやり玉に挙げられているのが、小久保コーチが工藤監督に一任されているといわれる打線だ。

 チーム打率はリーグ3位の.249も、1点差の試合は6勝13敗と競り合いに弱く、完封負けも6回ある。中軸のグラシアルが右手指の骨折と靱帯損傷で長期離脱中で、デスパイネもキューバ代表として出場した五輪予選で負傷。「韋駄天」の周東も故障と、主力にケガ人が多いのは事実。しかし、投手陣も千賀やモイネロ、守護神の森ら故障禍に見舞われながら、チーム防御率はリーグトップの3.25を残しているだけに、打線の不甲斐なさが目立つのは確かだ。

「小久保コーチはプレミア12とWBCで日本代表監督を務めたとはいえ、プロ野球の指導者は今年が初めて。結果次第では『ヘッドや二軍監督として経験を積ませた方がいい』という声が出ても不思議ではない。打線が低調なままV逸となれば、工藤監督が退任し、小久保コーチは配置転換。そうなると、後任が不在になる」(球団OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束